韓鶴子女史み言アーカイブ

韓鶴子女史が語られた至宝のメッセージ

世界と東西南北統一は真の愛で④

南北を統一することのできる方案

 親愛なる女性指導者の皆様! 既に北朝鮮の人たちは全国民が金日成主体思想武装しています。これは韓国はもちろん、日本の一部の勢力に影響を与えています。私たちは彼らを消化することができる神様の真の愛の思想で武装しなければなりません。北朝鮮ソビエト文明から来た冷たい風が吹きつける北方文明です。私たちは温帯圏文明によって彼ら自身が自ら溶けていくことができるような作戦をとらなければ、お互いが滅びるのです。ゆえに私たちは神様を中心とした真の愛の思想武装を、徹頭徹尾しなければなりません。

 私たちの思想は個人の欲望のためのものでなく、世界人類を救うためのものです。自分を中心としたものではありません。より大きなもののために生きようという思想です。しかし、共産主義者たちは共産党員の何人かの幹部を中心としてなそうとするのです。それで、彼らは自分の敵が現れれば、除去してしまうのです。

 私たちはそうではありません。「相対的環境と和合し、一つとなって、より高い次元の相対的基準を成そう。すなわち、カインとアベル(アダムとエバの長男と次男。長男が次男を殺害した)が一つとなって、より高い父母を迎えよう」という思想です。言い換えれば、生活的に感服させ、人生観や、人格的な基準を中心として、共産主義の思想で武装した彼らを凌駕することのできる私たちとならなければなりません。

 私たちが彼らに影響を与えることのできる環境をもたなくてはカイン国家を復帰することはできません。カイン国家を復帰できなければ、天の国を中心とした世界的な国になり得る復帰の国家が成立しないのです。したがって、韓国と北朝鮮は分断されましたが、北朝鮮と闘わずして解放しようというのです。ゆえに、お互いに利益となることのできる愛を探し求めなければならないのです。

 今日韓国は南と北に分かれています。方向が異なった立場で、一方は南に、もう一方は北に行こうとする分かれ道にいるので、その目的が異なっているのです。どのように統一されるかという問題をおいて見るとき、とても深刻です。その主体的使命を誰がしなければなりませんか。それを韓国がするというとき、北朝鮮が反対するでしょうし、北朝鮮が主導するというとき、韓国が反対することでしょう。互いが、「我々がしようと言うとおりにしよう」と言うときには成されないのです。自分自身に固執する立場からは必ずまた決裂することでしょう。


韓鶴子総裁講演集」より