韓鶴子女史み言アーカイブ

韓鶴子女史が語られた至宝のメッセージ

真の父母「文鮮明先生み言訓読大会」①

1998年2月23日、神奈川大会、秦野文化会館
24日、北海道大会、テルメインターナショナル札幌
25日、東北大会、ホテル瑞鳳
26日、関東大会、千葉ポートアリーナ・ホテル
27日、中部大会、愛知県体育館
28日、関西大会、神戸市ワールド記念ホール
3月1日、北陸大会、金沢JALホテル
2日、四国大会、高松市マツノイパレス
3日、中国大会、広島市郵便貯金ホール
4日、九州北部大会、福岡市ホテル・シーホーク
5日、九州南部大会、熊本市ニューオータニ熊本ホテル
6日、東京大会、大田区体育館

 私たち統一教会(現世界平和家庭連合)員たちが平素遣う言葉の中に、「真の父母」という言葉があります。その言葉は、世界のどの図書館にもありません。「真の父母」という言葉は、簡単で易しい言葉のようですが、驚くべき内容が込められています。

 キリスト教が2000年の歴史を経てきながら、人類の先祖が堕落したとしたなら、堕落した父母は偽りの父母、悪い父母で、堕落しない父母は善の父母であり、真の父母だということがとっくに分かったはずなのに、それを今まで悟ることができなかったのです。それを糾明して発表できる、この時を待ってきたのです。

 過去の歴史において、真の父母ということを考えた人がいるかもしれませんが、その背後がどうだということまでは解く道理を見いだせなかったのです。統一教会の膨大な原理が明らかになる前には、それをはっきりと解くことができなかったので、誰も「真の父母」という言葉を語ることができませんでした。

 「原理」のみ言、あるいは、私たちが知っている統一教会歴史観、また、人類の本然的な根源に対する事実を明らかにしたということは、驚くべき事実です。「真の父母」という言葉をはっきりと知ることによって、人類始祖の堕落が不倫の愛によるものだということが明らかにされました。このような堕落によって、神様が創造理想として立てようとした真なる父母と関係のない、血統的な因縁を残したというのです。すなわち、誤った血統を受け継ぐようになったというのです。

 それゆえ、「真の父母」という言葉は、人類始祖から歴史的にすべての人間が誤った血統の中に生きたものを清算してしまい、神様を中心として、新しい本然的な根となる愛と生命と血統がつながるということを意味する言葉です。これは本当に驚くべき言葉です。「真」とはこの天地間に真なる方がいるなら、その方は誰でしょうか。絶対者です。この絶対者を、今日私たちの韓国語で言うと「お一人しかいらっしゃらない御主人様」ということです。これをもっと縮めて言うと、神様(ハナニム)になります。

 では、神様はどんな方でしょうか。神様は、地上の良い人も好きであり、悪い人も愛される方です。罪を犯して死刑場に出て死ぬ死刑囚も「神様! 私をかわいそうに思ってくださいませ」と言って死にます。

 では、どうして神様の前では、悪いことをたくさんして死んでいく立場にある人も、悔い改めて良い心で再出発を誓うのでしょうか。また、どうして神様の前に最高に寄与し、頼ろうとし、その方と共にいたがり、内心では父母と兄弟よりも切実に事情を通じたがるのでしょうか。これは、神様が真だからそうなのです。

 真なる方は好きな者だけ好むのではなく、自分に「死ね」と言う怨讐までも好まなければなりません。好きな人には、すべてを任せることができ、すべてを相談したくもあり、すべてを願うこともできる立場にある人であってこそ、「真なる人だ」と言うことができるでしょう。

 私を憎む人に私が3回以上良く接してあげたなら、彼が頭を下げるようになるのです。そうか、そうでないか、1度やってみてください。人には良心があって、自分が誤ったのか、よくやったのか分かるのです。


韓鶴子総裁講演集」より