韓鶴子女史み言アーカイブ

韓鶴子女史が語られた至宝のメッセージ

祝福と永生⑦

夫婦の霊人体

 私たちは、真の愛の理想を求めていく群れです。それで、霊界の代弁者として立つために、真の愛の理想を現実の私の身にもって、その真の愛を、どれほど横的な世界に植えて、種として蒔くかです。ここにおいて、真の愛の心で互いに授け受けながら育つのです。このようにして、真の愛の実を結び、その夫婦が霊界に行く時、神様の永遠なる真の愛の圏内に抱かれ、神様と一体となります。

 人は地上で、肉身は老けますが、夫婦生活をして真の愛で愛すれば愛するほど、霊人体は若くなります。これは何の話かといえば、人間が長く生きれば生きるほど、内的な人間である霊人体は、最高に円熟した、美男、美女になるのです。肉身という殻は、古着のように脱がなければならないのに、これが若いままくっついていれば、どうしますか。

 それで年を取れば、外側の殻は全部駄目になりますが、内的な中身は固くなって、未来の相続者になり、美人となるのです。秋に実った栗のようになります。

結婚はなぜしなければならないか

 神様を直接愛する以前に、皆様の足元から、食べ物、物質、万物を愛し、皆さんの体を愛さなければなりません。万物を愛することで、その要素を吸収し、自分の体を愛するようになります。
 第1の父母は、皆さんを生んでくれた父母であり、第2の父母は地球です。この地上です。皆さんは、地上から肉身が成長できるように要素を供給されるのです。地上が肉身の第2の父母です。第2の父母を経て、第3の父母のもとに入っていくのが、死という過程です。第3の父母の所へ行くのに、そのままで行くのではありません。第3の父母に帰っていこうとすれば、本来の父母であった、神様の姿に似なければなりません。

 したがって、結婚するのはなぜでしょうか。神様の姿に似るためです。神様は二性性相であり、各一性が合体化した一体的な存在であられます。その神様の分性的人格自体が男女であるので、それらが合性一体化して、種のようになって、神様の本性の立場に帰らなければなりません。

 しかし、その種を連結させるためには、真の愛の道理である結婚をしなければなりません。生まれる時も、成長しながらも、生活をしながらも、真の愛を中心として生き、どこへ行くとしても、真の愛に帰るために行かなければなりません。結婚の目標を、真の愛のために探し求めていかなければ、永生の方向が違ってくるということを、皆さんは知らなければなりません。

 祝福結婚と永生は、真の父母から始まります。真の父母と真の愛で一体となることは、個人、家庭、国家、世界、天宙が完成され、神様の創造理想が完結されるのです。真の御父母様が生まれた所は、人類の祖国です。そこは、地上天国と天上天国の出発地となり、神様の全権時代を迎えるようになります。それで滅びることはなく、全盛の時代へと発展するのです。

 日本の国民は訓読大会を通して、真の父母と超国家的に一体を成して、万国に勝利圏を誇れるようにいたしましょう。ご静聴ありがとうございました。


韓鶴子総裁講演集」より