韓鶴子女史み言アーカイブ

韓鶴子女史が語られた至宝のメッセージ

祝福と永生⑥

真の愛と関係した死後の世界

 神様には、時間という概念はありません。それは永遠にアルファであり、オメガです。過去も、現在も、未来も同じです。そのようにしても、拒まずに作用を起こし、神様が安息できる元の土台とは何でしょうか。それが問題です。

 全知全能なる、神様の能力や知恵をもってしてもできません。真の愛のみが可能です。神様も「真の愛!」と言えば、「そうだ!」と言うのです。そのほかは、神様には必要ありません。私たちは、最終的にどこへ行くのでしょうか。霊界です。大概の人は、死後の世界であるといいますが、そうではありません。なぜならば、真の愛と関係をもっているからです。真の愛を中心として出発したのですから、自分がその立場に立っている時には、そこが正に霊界なのです。

 ですから、真の愛は偉大です。真の愛で、縦的な球形運動をすることによってのみ、上下、前後、左右が和合できます。縦横が和合されなければ、上下、前後、左右全体が和合できません。統一がなされません。真の愛においてのみ統一が可能です。それで、統一教会(現:世界平和家庭連合)が真の愛を中心とした統一理想世界を論ずるのも、原理観に一致した結論です。

 神様が、人間を導いてくださろうとするのです。神様も真の愛の呼吸をされます。神様も宇宙のリズムに合わせているので、真の愛を中心として、宇宙が永遠に続くのです。真の愛に永生があるのです。それで皆さんも、ここまで行かなければなりません。そうしてこそ、神様の呼吸圏内に入って、さっと超えていけるのです。

 真の愛も呼吸をします。宇宙の脈拍がそうなっているので、男性も女性も、これを好みます。リズムが合った時、互いが真に愛さなければなりません。方向が違いません。すべてが神様を中心とした一つの方向です。

「祝福」の門を通過して天国へ

 霊界も肉界も、真の愛に従って動きます。縦的な真の愛の主軸を中心として、環境的条件は、自動的にリズムを合わせます。共通分母は何でしょうか。過去の人も、現在の人も、永遠性と同伴できる資格が何であり、人間世界で必要とするすべての欲望の要因とは何でしょうか。それは真の愛です。でたらめな愛ではなく、真の愛です。

 では、その真の愛とは何でしょうか。縦横を通して、90度にどこに合わせても、角度が合わなければなりません。五色人種、文化背景、各宗教の背景が違っても、この道を共に行くことができてこそ、それが正に真の愛です。

 今日、世界中に50億以上の人々が住んでいますが、統一教会でいう祝福の意味を知っている人は多くありません。「祝福」という言葉は、統一教会で始まった言葉であり、その言葉を中心として、今まで、祝福結婚行事を行ってまいりました。

 これから、人類はどこに行くのでしょうか。全人類は祝福の門を通らなければ、天国へ行くことはできません。数多くの人々がキリスト教を信じていますが、そのキリスト教自体も、祝福という門を通らなければ天国に行けません。

 こう言えば、キリスト教では、「統一教会のレバレンド・ムーンは、独善的な発言をする人」と不平を言います。そういうことは、彼らの言うことであって、統一教会でいう祝福結婚は、堕落した人類が必ず行くべき道なのです。どんなに反対しても、霊界と肉界を連結して、天国に入らなければなりません。重大な問題は祝福結婚です。

 今日、一般の宗教を信じている人は、「救い」といえば、個人の救いを考えます。よく信じれば自分は天国へ行けると信じている立場です。しかし、本来の神様の理想から見ると、天国は1人で行けるようになっていません。


韓鶴子総裁講演集」より