韓鶴子女史み言アーカイブ

韓鶴子女史が語られた至宝のメッセージ

福岡での「訓読会」における韓鶴子女史のみ言(7)

 昔の話ですが、私(韓鶴子女史)は6歳のとき、母親に背負われて、38度線を越えてきました。北の共産党は、人々が韓国に下りて(移動して)行くのを防ぐために、田畑を1回、耕しました。土が掘り返してあるので、歩きにくくなっているのです。南に行けないようにしていました。

 ですから、夜に移動するのです。38度線を越えていく先というのは、目で見ることのできる距離です。その見える、すぐそこまで越えていけばいいのですが、幼い私が、「水が飲みたい」と言って、近くの村に入っていったのです。そこで捕まってしまいました。若い人は思い切り走って、一気に38度線を越えていきました。私たちは、少しの間、民間の監獄のような所にいて、「故郷に帰りなさい」という訓戒を受けたので、故郷に帰るふりをして、南下したのです。その2年後に、韓国動乱が勃発しました。

 どうして突然、そのようなことを思い出したのかと言えば、皆さんの現在の立場が、今、全てを見ることのできる地点において、躊躇して止まってしまえば、どれほどかわいそうで悲惨な過去と現在になるかということを思ったからです。

 私たちは現在、すべてを備え、全員の背景が、天地父母を自分の父母とし、真の父母様(文鮮明先生、韓鶴子女史ご夫妻)であり、神様に侍っているという立場です。ですから、どれほど堂々として威厳がなければならないでしょうか。

 堕落世界に、たとえ立派な人がいたとしても、すべて私たちを越えることはできません。そうではないですか。その人たちは、霊的に見れば、死んだ者と変わりありません。命のある者が、死んだ人を生かさなければならないのではないですか。 

 きのうも、パチンコの話をしましたが、これが一番実感がわくので、この話をするのです。今、皆さんの立場が、苦しい立場であれば、ゴムを一番引き絞った状態です。しかし、手を離せば、目標物に向かって、直進します。皆さんの目標物は、皆さんが生かしてあげなければならない氏族であり、そして、摂理にプラスになるような人物です。ですから、どれほど深刻に目標物に向かって、そこに的中させなければならないでしょうか。 

 その相手が、み旨を受け入れるようになれば、どれほど喜ぶでしょうか。そのように拡散していけば、一瞬で終わります。そうすれば、皆さんが国会議員になり、大統領になるのも問題ではありません。主人意識をもってください。それがメシヤの使命です。

 一生懸命にやってくれることを信じていますよ。皆さん。広島は「恨が多い」とか、「かわいそうである」といいます。しかし、皆さんは、復帰摂理の歴史を知っていますね。日本が蕩減をせざるを得ない理由があるのです。その恨の多い霊たちを真のお父様は解怨してくださいました。過去に執着せず、霊界を動員して、この広島を復帰することに最善を尽くさなければなりません。

 「蕩減が大きければ大きいほど、恵みがより大きくなる」。このことを考えて、一所懸命にやってください。


「真の母(韓鶴子女史)のまなざし」より