韓鶴子女史み言アーカイブ

韓鶴子女史が語られた至宝のメッセージ

子女たちは愛と献身で養育しなければ(2)

常に伝統を守る真の家庭

 真の家庭(文鮮明先生・韓鶴子総裁の家庭)として私たちは、家庭の伝統を守ります。例えば、誕生日のお祝いのような場では常に、お父様がまずスプーンを取られ、口にされてから食事が始まります。それから子供たちが年の大きい順に食べていくのです。たとえアメリカで13年以上生活していても、中心であるお父様と共に、私たちは常に私たちの伝統、思想を守り、天の伝統も守っています。これによって天のお父様も真の子女たちを保護し、導いてくださるのです。

 1988年、韓国ソウルでオリンピックが開催されます。恩進と顯進(三男)がこの大会の乗馬競技に参加することになっています。この世界的な競技大会に参加するためには、選手は少なくとも7年ないし10年間、訓練を受けなければなりません。しかし顯進は、わずか3年間の訓練で、この行事に参加する資格を獲得しました。

 去年の夏には、顯進がフロリダ州で開かれた世界ジュニア乗馬競技でアジア圏のたった1人の代表として参加しました。この競技には、イギリスのチャールズ皇太子も参加したことがあります。顯進は、4000人余りの選手を退け、堂々と1位になりました。それで私は、顯進がこの分野に特別な才能をもっていると信じるようになりました。

 顯進のあだ名はランボー(Rambo)で、彼の馬の名前は皇帝(Emperor)です。今度のオリンピック大会で、顯進が良い成果を上げられるように祈祷してくださることをお願いいたします。

 國進(四男)は勉強がよくできます。特に数学が秀でています。その点では顯進を凌駕します。國進は常に理論的に考えながら、とても正確な決定を下すのです。いつかお父様が「國進、お前はいつか弁護士になりたいと言うだろう」とおっしゃいました。國進が考えることは常に正しかったし、彼は自分の意思を支える論理的理由を探して、結局はその理論を主張するのです。彼は、必要ならば自分の意見を兄たちにまで主張しようとします。

 顯進と國進は、第2次世界大戦に関する歴史に興味があると同時に、それに精通しています。この2人の兄弟は、当時、戦闘に参加した軍隊、軍艦、戦闘などについてよく知っているのです。

 權進(五男)は國進より5歳下です。權進はまだ幼いのですが、彼はイギリスの豆紳士のように行動します。そのため、アメリカの若い食口(教会メンバー)たちに、とてもかわいがられています。

 例えば、自動車に乗るとき、「こんにちは、運転手さん。きょうはとてもすっきりした服を着ていらっしゃいますね」とか、また「僕もいつか、お父様の運転手になりたいです」というような言葉をかけて、權進は運転手のおじさんの士気を高めてあげます。權進は、音楽に天才的な才能をもっています。学校で行われたオペラで彼が王様の役を演じたのですが、その演技が高く評価されました。

 亨進(七男)は、とても礼儀正しい子供です。彼は天の法度に正確に従っています。毎日、夜寝床に入る時に、その日にあったことを反省するのです。甚だしくは、子供たちをお世話してくれるお姉さんたちまでも、亨進から立派な信仰姿勢を学ぶそうです。時々お姉さんたちは、亨進がとても正義感にあふれ、不義は許さないので、恐ろしさまで感じるといいます。


「真の母(韓鶴子女史)のまなざし」より