韓鶴子女史み言アーカイブ

韓鶴子女史が語られた至宝のメッセージ

子女たちは愛と献身で養育しなければ(1)

1986年5月11日、東京教会での夕食会で語られたみ言

 私(韓鶴子総裁)は、子供たちのことを考えると、かわいそうな思いがします。それは、子供たちがいつも父母と離れて暮らしているからです。普通の家庭でしたら、父親か母親のどちらかが常に子供たちの面倒を見ます。

 統一教会(現世界平和家庭連合)の祝福家庭の父母たちも時々離れて生活することもありますが、大体は子供と一緒に時間を過ごします。しかし真の父母(文鮮明先生、韓鶴子総裁ご夫妻)の家庭においては、み旨(神のご意思、それを実現するための諸活動)のためにいつも忙しくしているので、家族が時間をつくって一緒に過ごすことは、なかなかできません。私たちは一緒に食事をしたり、話を交わす時間がほとんどないのです。そのため、子供たちはいつも寂しがっています。

 彼らの教育について考えてみると、幼い弟妹たちは、お姉さん、お兄さんたちに習うことができます。お姉さん、お兄さんたちが彼らの責任分担を理解して、天の伝統を守っていく限り、幼い弟妹たちは彼らから学ぶことができるのです。

 恩進(三女)が2歳のときのことです。4人のお兄さん、お姉さんが敬礼式に参加した時、恩進が目覚めたのです。そして「どうして私を起こしてくれなかったの? そうすれば私も敬礼式に出ることができたのに」と言いながら泣きました。子供たちは、このように自然な方法で、彼らがしなければならないことを学びます。お父さんとお母さんが公的に歩めば、子供たちは父母の公的な人生を学ぶようになることを意味します。

 興進(二男)が他界する前にいつも言っていたことは、「私はお父様を守らなければならない」ということです。お父様や私が教えたわけではありません。それは完全に興進が自ら感じ、自ら悟っていったのです。興進はお父様を本当に尊敬し、お父様に献身的に侍って(仕えて)いました。侍る生活においては、興進ばかりでなく、姉や兄たちも同じです。13人の兄弟姉妹がみんな愛で深く結ばれています。


「真の母(韓鶴子女史)のまなざし」より