韓鶴子女史み言アーカイブ

韓鶴子女史が語られた至宝のメッセージ

子女たちは愛と献身で養育しなければ(3)

 ある時、姉妹が彼をしかったら、亨進は納得できない叱責に抗議して、「それはお姉さんが間違っています」と言いながら、間違った点を指摘して説明し、そのお姉さんが自分の誤りを認めるまで寝床に入らなかったそうです。お父様や私が、亨進にそうするように教えたことはありません。しかし子供たちは、父母の生活態度を常に観察することによって、自らの行いを体得していくのです。なぜならば、アダム、エバが堕落前に、彼らの父母である神様と直接交流することができたとするなら、彼らは、自分たちがどうすべきかということを知っていたはずです。同じように子供たちの成長は、彼らの父母の姿勢と手本を見せることによってなされていきます。

 今日のアメリカの社会環境は、子供たちにとって本当に良くありません。これに対して私は、本当に残念に思います。アメリカの道徳水準は極めて下落しています。このような環境で生活しながら勉強しなければならない子供たちを考えると、心配でなりません。私にできることは、ただ神様のみを信じ、耐えることです。

 榮進(六男)は子供たちの中で最も理知的です。彼が考えることは、常に正確です。お父様はしばしば、兄や姉たちに外国語を勉強するように願われます。これを知っている榮進は、中国語に挑戦するようになりました。中国語は、最も難しい言語だそうです。しかし榮進は速く、そして容易に理解するので、一度やると決心した以上は、どんなに複雑でややこしい中国語だとしても、その単語を覚えてしまうのです。

 子供たちは、父母の一挙手一投足を観察することによって、すべてのことを自ら学びます。

 善進(四女)と權進は年が似通っています。時々善進が私のまねをすると、權進はお父様のまねをします。善進はとても良い性質をもっており、霊的にも敏感です。善進は心情が落ちている幹部のお姉さんを見ると、「お姉さん、きょうは家に帰ってしまいなさい」と言うのです。

 妍進(五女)が生まれた時、その顔はお父様によく似ていました。幼い時は、少し太っていたので「でぶちゃん」というあだ名がついていました。しかし今の妍進は、高尚な姿をしており、お父様を連想させます。とても寛大で、お姫様のような性質をもっているのです。いい意味で粘り強いところがあります。一度何かを始めると、最後までそれをやり抜くのです。他の人が妍進と友達になるのは、最初は難しいのですが、一度仲良くなれば、本当に長く付き合うことができます。

 情進(六女)は、私の幼い時とそっくりで、誰からも、とてもかわいがられています。ある時、霊能者が私に、「情進を霊界が連れていかないようによく見守ってあげなさい」と言いました。情進もやはり、生まれつき音楽的な才能をもっています。そして霊的にさとく、明るいのです。

 真の子女たちは一人一人、神様から才能を授けられて生まれています。私には13人の子供がいますが、いまだに子供が多過ぎると思ったことはありません。

 結論的に、子女たちは愛と献身で養育しなければなりません。私たちすべての家庭は、天と調和をなさなければなりません。愛は、すべてのものを溶かして統一を可能にします。ですから、私たちの子供は情緒面についてはあまり心配しなくても、愛で教育するならば、彼らの生活は自動的に正しい方向へと育つようになるでしょう。


「真の母(韓鶴子女史)のまなざし」より