韓鶴子女史み言アーカイブ

韓鶴子女史が語られた至宝のメッセージ

希望に満ちた天国建設(2)

 皆さんは、真の父母様(文鮮明先生、韓鶴子女史ご夫妻)の健康と長寿を祈っていますが、真の父母様が生存していらっしゃるということが、私たちにはとても大きな力なのです。

 多くの宗教が実体的に、建物や教会など、歴史的なものをたくさん残してきました。キリスト教はもちろん、仏教もそうであり、他の宗教も自分たちの宗教を象徴する歴史的な建物をたくさん残してきました。

 そして、一つの国を支配し、その名を轟かせた王たちも、自分がいる間に歴史的な何かを残そうとして、たくさんのものを建ててきました。

 それでは、皆さんは過去の歴史上の王たちよりもっと優れた位置ですか、そうではないですか。また、2000年前のイエス様の弟子たちよりも優れた位置ですか、そうではないですか。

 キリスト教の歴史を代表しているイタリアに行けば、皆さんはローマ教皇庁バチカン)を見ることができます。そして、歴史の古い都市を見れば、現在の20世紀の文明では再現することのできない有名な城や建築物が多く存在しています。

 歴史上、前にも後にもない貴重な時代に、真の父母様に侍って生きている皆さんが、未来においてどのように表現されるのか気になりませんか。皆さんは、そのようなことを考えてみましたか。

 私たちが考えることもできず、現実にあえいでいるとき、霊界の興進様をはじめとして、大母様(洪順愛女史)は驚くべき苦労をされています。

 皆さんは清平によく行くので知っていると思いますが、今、清平で建てている建物があるでしょう? 大母様の願いは、お父様の80歳のお祝いを聖別された所でお迎えして行いたいということなのです。

 それは、すべて大母様の努力で建てている建物なのです。韓国の財団や、世界の教会が協助しているのではなく、修練費で建てているのです。大母様が苦労されているのです。お父様は、それを御覧になられて、こうおっしゃいました。「肉身をもっておられない霊人の身(故人である洪順愛女史)で、このように苦労されたのだなあ」。皆さんは、肉身をもった者として負債を負っています。

 今回、日本巡回に出発しようとした時、興進君と大母様が「真の父母様に侍ることのできるもっと大きな神殿を建てなければならない」と言いました。「『霊界から天国の王宮の姿を、天使を通して見せてあげながら、建築を実際に担当する設計チームを呼んで話をしなさい』と指示した」と言っていました。

 イタリアに行けば、古い教会の建物があります。ある建物は、何世紀もかけて完工したそうです。それでは、この時代に真の父母様が住まわれる神殿を1、2年で建てることができるでしょうか。設計だけしようとしても、多くの時間が必要なのです。お父様がお年を召されているので、10年以内、早ければ5年以内に完工しようとして仕事を始めたというのですから、皆さんは、そのことを少し考えてみなければなりません。

 皆さん、そのようなことを考えてみましたか。ただ与えられた目標と責任にあえぎながら、時が来れば霊界に行くと考えていましたか。歴史的な人物であったという証拠を残して、後世に見せてあげられるものを残さなければならない、と考えたことはないのですか。


「真の母(韓鶴子女史)のまなざし」より