韓鶴子女史み言アーカイブ

韓鶴子女史が語られた至宝のメッセージ

神様と人類が探し求める平和の国と世界④

 神様の創造本然の世界である平和世界、神様が千年、万年待ち続けてこられた理想家庭さえ立てるならば、それがまさしく地上天国の出発地となるはずです。そこで、かわいそうな神様の恨を解くことができるようになるはずです。

 皆様、太陽を見つめても恥ずかしくなく、海の水を見てもやましくなく、万物の前でも一点の隠し事のない真なる「私」を取り戻し、神様が「私たち」と呼んでくださる家庭を立てましょう。

 そのようにして、神様と人間の間に真なる父母と子女の関係が成立しなければなりません。なおかつ人類の真なる父母であり、愛と生命と血統の根源であられる神様は、人類の先祖であり、ひいては主管者であり、真なる王であられます。エデンの園における人類始祖の堕落により、神様は、そのすべての位置を失ってしまったのです。

 復帰摂理の進展に従って、私は、海洋還元、陸地還元、天宙還元とともに、第4次アダム圏の心情圏還元を宣布し、その土台の上で、失われた神様の王権を取り戻してさしあげる歴史的な「神様王権即位式」を、去る1月13日、韓国において挙行しました。

 本来、アダムが、最初の家庭であり、人類の先祖であり、家庭の根本です。本来は、家庭の王が、未来の国家の王の位置を受け継がなければならず、さらには天宙の王の位置を受け継がなければなりません。そのようになってこそ本然の理想的天国圏が連結されるのです。今や蕩減の時代が終わり、入籍を通して本然の定着時代に入っていくことによって、国の王が連結され、さらには世界の王が連結されていくのです。

 それで、「世界平和統一家庭連合」では、昨年の「真の子女の日」に、天地父母が家庭の王として君臨することを宣布し、入籍された家庭から、初めて天の父母を王として侍っていくことができる時代に入っていくということを宣布しました。

 したがって、すべての祝福家庭は、天地の王に侍る標準的な伝統を立てなければならない家庭であるということを自認しなければなりません。それで、教会時代は終わり、家庭連合の時代が開かれるのです。

 宇宙全体が、一つの核を中心とした連体として連結しているのと同じように、皆様の家庭がそのような核の位置に立って万物を愛し、神様が愛で造られた彼らを取り込んで、愛する主人の位置を備えなければなりません。

 それで、自分の家庭が、神様の前に愛を中心として一体圏を成し、天地父母、王に侍る標準的、定着的、礎石のような家庭だということを感じなければなりません。そのようにして、勝利圏を受け継いだ祝福家庭にならなければなりません。

 尊敬する指導者の皆様! 

 人類は、今こそ独善と無知、そして利己心と憎悪を自ら反省し、神様の前に謙虚に頭を垂れ、天の道に従わなければならない時に至っています。私は、いち早く神様の召命を受け、神様と人類が共に願う平和世界の実現のため、生命を捧げてきました。きょう、私は、平和に向かうための重要ないくつかの点についてお話ししようと思います。

 第1に、私たちは、他のために生きる生活をしなければなりません。利己的な生活は、他人を不快にすることはもちろん、天の道に逆らうものです。他のために生きるということは、直ちに神様に似ることの実践です。神様の真の愛を相続し、家庭と社会、国家と世界を愛することは、宇宙の基本秩序に順応することです。

 真の愛の実践を通してのみ、人格を完成した真の人間、真の夫婦、真の師、真の主人になります。このようになれば、平和を成し遂げる主体となります。他のために生きることは、平和に向かう最初の関門になります。これと関連づけて、平和に至る道は、「神主義」、「頭翼思想」によらなければならないという結論を述べようと思います。


韓鶴子総裁講演集」より