韓鶴子女史み言アーカイブ

韓鶴子女史が語られた至宝のメッセージ

勝利したお母様 -韓鶴子女史は愛の勝利者(3)

 さて、皆さんは今、お母様(韓鶴子女史)の初めての証を聞きました。先生はきょう初めて、お母様に証するように言ったのですが、これは全くめったにないことで、韓国でもかつてなされたことがないほどです。皆さんはお母様自身の証と先生の解説を聞くという、稀有な、貴重な機会にあずかったのです。このみ言を正しく理解するなら、皆さんを高める大きな霊的エネルギーが得られることでしょう。


 原理に外れた例外は取ることができないし、原理を侵す者を許すことのできない先生です。きょうの証を聞いても、先生が原理的に生きる人間かどうか、よく分かったことでしょう。原理的に生きているからこそ先生はきょう、確信を持ってお母様が勝利者であることを天地の前に公言したのです。先生は原理を生活することによって勝利したのですから。


 1976年以後、お母様は完全なる勝利の基準に達せられて、完全なる復活が与えられました。もちろん先生もです。しかし、この年に先生とお母様の完全なる復活がなされるまでは、先生もお母様も闘わなければなりませんでした。


 そのため、77年、今年の御聖誕記念日、2月23日には、蕩減のすべてが払われて真の父母が完成基準に達し、完全なる復活が与えられたということで、新しい時代の始まりが宣言されたのです。天の新しい紀元が始まったのです。


 事実、2月23日は、先生とお母様にとって非常に意義深い日であり、統一教会において過去のすべてが清算され、先生とお母様自身によってすべての基盤が決定されて、全面的な完全なる解放が宣言される基準にまで至ったのです。


 今までお母様は、たった10ドルでも自由に使うことは許されず、必ず先生に尋ねてから使っていましたが、これからは、もうそうではありません。お母様は、家庭の母として、教会の母として、天宙の母として、堂々たる真の母として、より大きな責任をもつことになります。


 そういうお母様において、何が特別に他の人と違った点かというと、まずお母様は生まれつき特別鋭い霊的直観力を持っています。また人物や事物に対する洞察力、観察力が非常に正確で、直観力も非常に鋭く明晰ですから、お母様の心に反映したことは常に真実であるという点です。


 その次に、先生に対する絶対的な忠誠心を持っていて、何と言われても、何を願われても、何でもしようと深く決意しているという点です。それがお母様の信念でもあるといえます。そういう信仰と信念があったからこそ、その苦難の年月にも、目的達成のための貴い、実に信じられないほどの忍耐力を持って勝利してきたのです。


 先生は、お母様がみ旨に対して特別な性質を持っていることを深く感謝しています。それはお母様が、いつも無私であり、自分の子供たちばかりでなく、あなた方食口に対しても、何でも与えようとするところです。持ち物の中で何か貴重に思うものがあったら、彼女はいつも、誰かに与えたいと思い、何よりも与えることを楽しみとする点です。


 多くの世の人々は、文夫人には多くの喜びがあり、宝石、衣服等たくさん持っているに違いないと思うでしょうが、事実は全くそうではなく、何でも自分が素晴らしいと思うものは、誰かに与えて喜ばせたいと思うのです。ある日、急に天候が変わった時など、先生と外出しなければならないのに、衣装入れの中にあまり衣服がなくて、その天候にふさわしい適当な服が見当たらないこともありました。もちろんそうでなければ先生自身の伝統についていくことはできないわけですが、お母様は先生以上にそうだといってもいいくらいです。


 いつもお母様は、先生の心を非常に正確に読んで、先生が期待したよりはるかに多くをなしてくれました。そういうお母様に、先生は次の3点で特に感謝しています。そしてそういう美しい性質をお母様に植えつけられた神様に感謝しています。


 第1に、お母様は霊的に非常に繊細、敏感で、万事を霊的に明確に読めることです。第2に、先生に対する絶対的な忠誠と献身であり、どういう方向に先生が導いても、いつも喜んで従ってくれます。第3に、自分のすべての持ち物は、神様と天宙のものであり、万物は天宙と共有されるべきものですから、どんな貴重なものでも誰かに与えて、誰かを喜ばせたいという、私心のない無私の生活観を表明している点です。「これは私のもので、あれはあなたのものだ」という感覚は持っていないのです。


 また神様は、この家庭に多くの子女を恵まれましたが、この子供たちは、どの1人を見ても、極めて優秀で、あらゆる面で素晴らしい性稟を持っています。健康で、とても天的な子供たちでもあります。先生は、これらのことすべてに限りなく感謝してやみません。

  

「真の母のまなざし」より