韓鶴子女史み言アーカイブ

韓鶴子女史が語られた至宝のメッセージ

平和の根源は神様①

「天地父母統一安着生活圏大会」

2002年8月18日、福岡大会、シーホークホテル&リゾート
       19日、広島大会、ホテルグランヴィア広島
       20日、高松大会、高松国際ホテル
       21日、神戸大会、ホテルオークラ神戸
       22日、大阪大会、ホテル阪急インターナショナル
       23日、名古屋大会、ホテルグランコート名古屋
       24日、金沢大会、金沢国際ホテル
       25日、新潟大会、ホテルオークラ新潟
       26日、横浜大会、ヨコハマロイヤルパークホテルニッコー
       27日、仙台大会、江陽グランドホテル
       28日、札幌大会、札幌パークホテル
       29日、東京大会、ホテルオークラ東京

 愛する日本の兄弟姉妹の皆さん! そしてこの歴史的な大会を見守っている7000万の世界の人々と霊界の7億の祝福家庭の皆さん!

 私たちは、いよいよ本当に歴史的で摂理的な時を迎えました。6000年間、天と地がこれほどまでに待ち焦がれていた平和の理想世界、すなわち地上・天上天国を創建する天運の時が私たちに訪れたということです。

 天は、歴史を通して摂理されながら、その時代と地域的文化に合わせて宗教を許可され、人類は、その宗教圏内で平和の世界を成就するために、不断の努力を傾けてきました。しかし、人類は今日もあらゆる不条理と不道徳の中から抜け出すことができずに、うめき苦しんでいます。津波のように押し寄せる堕落の風潮を押しとどめることができないまま、激しい波にのみ込まれる自らにふと気づき、驚愕を禁じ得ないのが現代人たちの自ら描く姿です。

 だとするならば、私たちには永遠に希望がないというのでしょうか。私は、夫である文鮮明総裁と共に、神様のメッセージを伝えることに生涯を捧げてきました。そして、その預言的なメッセージの数々は、時代と環境の現実的な制約を超え、事実であり、真理であることが証明されつつあります。

 私は、今日もこのように天のメッセージをもって皆さんの前にまいりました。信じる信じないは皆さんの役割ですが、私は悲壮な覚悟でこのメッセージを、終末期を迎えた今日の人類に、神様に代わってお伝えします。「平和の根源は神様」と題してお話しします。どうか心の門を開き、無知と混沌でつづられた今日の終末期を生きている人類に下さった天からの警告として、謙虚に受け入れてくださるようお願いします。

 本来、人間はエデンの園で、神様を中心として、永遠の自由と理想と平和を享受しながら暮らすように造られました。しかし、私たちの始祖であるアダムとエバの堕落により、そのような本然の世界が成されませんでした。

 堕落したその日から、この地上には苦痛と悲しみと悲運の歴史が始まりました。真なる愛と真なる理念をもって生きるべき人間が、真なる理念をもつことができませんでしたし、真なる愛とは何であるか分からなくなってしまい、幸福な環境で暮らすべき人間が幸福の園を失ってしまいました。

 自由と平和を謳歌し、ひいては創造主の前に心から一つになり、幸福のすべての要素をもって、栄光をお帰しすべきでしたが、そのような人間になることができなかったのです。サタンは、私たちの真の父母を蹂躙し、私たちの真なる家庭と真なる兄弟を蹂躙し、真なる氏族、民族、国家、世界を蹂躙したのです。

 それだけでしょうか。今まで6000年の長い歳月の間、神様を苦難と逆境に追い込んだ張本人です。

 このように、堕落はこの地上に死亡の歴史を出発させ、その日からこの地は、平和の地どころか苦痛の地となり、死亡がこの地上を覆ったその日から、どこでも人間が住む所には、平和ならぬ闘いの歴史路程を経るようになったというのです。個人的には心と体の葛藤として闘いが継続され、家庭においては家庭的な争いがあり、またこの闘いは民族的な闘い、あるいは世界的な闘いに拡大され、今日、世界のどこを探しても、争いのない所がないという歴史をつづってきました。

 もう1度繰り返しますが、これらはすべて人間堕落の結果なのです。世界中の数ある国家の中には、環境が良くなくても良い種をもつ国家がありますし、環境が良くても悪い種をもつ国家が存在し得ます。

 もし、この世界がすべて良い種を受けていたとするならば、すなわち、この世界がもともと良い木から採れた良い種でもって、良い環境で育っていたなら、今日この世界は、平和の世界、希望の世界、未来の保障された世界になっていたに違いありません。


韓鶴子総裁講演集」より