韓鶴子女史み言アーカイブ

韓鶴子女史が語られた至宝のメッセージ

天宙は私の故郷であり祖国⑤

国際合同祝福結婚式の意味

 私たちはここで、天の戦法とサタンの戦法がどのようなものであるかを学ぶことになります。すなわち、天の戦略は打たれて取り戻すことであり、サタンの戦略は打って失ってしまう戦略です。

 このような原則のもとで、レバレンド・ムーンは、人類救援のための方便として、五大洋六大州に広がっている五色人種を「1人の方、神様のもとの一つの世界」を成すために、国際合同結婚式を挙行し、数千、数万双の若者たちを祝福結婚させてきました。

 東洋と西洋が結婚を通して一つとなるとき、世界で最も大きな文化的葛藤はなくなるはずです。米国人とドイツ人が結婚し、夫婦が真の愛で一つとなれば、怨讐であった2つの国が神様の真の愛によって1つになるのです。

 さらに、総裁は、霊界にいる霊人たちまで、真の愛により、祝福してきました。地上と天上に天国が成されるためには、霊界にいる霊人たちまでも祝福を通して解放しなければならないのですが、それは、地上にいる真の父母を通してのみ、可能であるのです。

 人類の先祖が偽りの父母として、罪悪の種を蒔いておいたので、メシヤは、人類の真の父母として来て、地上と霊界のすべての人類を解放してあげなければならないのです。

 血統で誤った問題に対する解決は、全知全能であられる神様でさえも、1人ではなすことができないのです。もし、神様がなすことができるのであれば、既にずっと以前にされたであろうし、また、堕落もさせなかったはずです。人間に賦与された自己の責任分担は、原理法度の神様においては、一切干渉することはできないのです。

 ゆえに、再び来られるメシヤは、人類の真の父母として来られ、血統を汚した原罪をもった人間を真の愛によって重生してあげなければなりません。

 このような点から、文鮮明総裁が主導してきた国際合同祝福結婚式の意味は、単純に、男女が配偶者として出会うところにのみあるのではありません。本然の神様の生命の種を賦与され、真なる神様の子女として生まれ変わるための、神聖な重生の儀式なのです。このように、蕩減原則を通して、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙的蕩減時代を経て、ついに霊界解放と、地上解放時代を迎えたのです。

 世界が、数千、数万の民族に分かれ、父母、夫婦、子女まで分裂し、宗教圏も、キリスト教イスラム教、儒教、仏教など4大文化圏に分かれてきましたが、今私たちは、大統一家庭化時代を迎えたのです。新約時代を経て、完成時代である成約時代を過ぎて、堕落がなかった本然の第4次アダム圏時代に進入して、天国の時代に入っていくようになったのです。

 言い換えれば、今は、国家主義時代が過ぎ、世界主義時代を越えて、天宙が一つの神様のもとで、一つとなる時代に進入したのです。さらに全地球星が祝福家庭の故郷となり、神様がいらっしゃる天上世界は祖国になり、一つとなることによって、永遠なる祖国光復である地上・天上天国が始まるのです。


韓鶴子総裁講演集」より