韓鶴子女史み言アーカイブ

韓鶴子女史が語られた至宝のメッセージ

内外が一つになって責任を完遂しよう(1)

 1984年7月31日、ニューヨーク、ベルベディアで開かれた指導者会議の席上で語られたみ言

感謝する生活をしよう

 皆さんが今まで熱心に仕事をしてこられたことを私(韓鶴子総裁)は知っています。お父様(文鮮明先生)は次に備えた目標と計画に対する指導者会議を本日、緊急に持つように指示されました。私は今日、皆さんにどんな話をしなければならないかを考えてみました。

 私の一生の目的は、ただ一つだけです。すなわち、私はいかにして昨日より今日をより感謝する心で生きていくかということです。今日を昨日よりもっと感謝し、明日は今日よりもっと感謝しながら生きるために努力してきました。日々感謝する心を持つことが私の人生の目標でした。

 しかし、皆さんに私の心情を率直に告白すれば、日々感謝する心を持つためには、私自身が強く決意し、前進しなければならないと思うのですが、時には弱くなったり、感情的になったりします。それゆえに、皆さんがそのような点において私を理解してくださればと思います。

 私はいつも、神様に向かう信仰生活をするにおいて、より真実なる道はどのようなものであるかと考えています。私たちが神様のみ旨をはっきり、そして確実に知る方法を知っていればいいのですが、時々それが分からずに挫折したりします。それは人間であるゆえではないかと思うのです。ですから、神様に対する絶対的な信仰を持つことにおいて最も良い方法は、神様とお父様のみ旨に従順であることだと思います。

 私たちは、歴史を通して大きな教訓を学びます。そしていつも過去の失敗を繰り返してはならないと決意します。私は2000年前、イエス様が来られる以前のユダヤ人たちも同じ思いをもっただろうと思います。

 彼らも、時が来たなら絶対失敗などはしまいと思ったでしょうけれども、結果的に失敗してしまいました。それ以後のキリスト教の歴史については、皆さんの方がもっとよく御存じだろうと思います。

 今日、私たちはどのような位置に立っているでしょうか。私たちも、やはり2000年前のユダヤ人たちのように、歴史的失敗を犯し、絶望しているのではないでしょうか。そうでないとすれば、私たちは2度と失敗しないという固い決意と姿勢を持っているでしょうか。

 お父様がダンベリー(米コネチカット州にある刑務所)に出発される直前に語られたのですが、「不平を言ってはならない。立てられた立場で感謝し、感謝することによって完全に一つになった時、大きな奇跡が起きるのである」と言われました。


「真の母(韓鶴子女史)のまなざし」より