韓鶴子女史み言アーカイブ

韓鶴子女史が語られた至宝のメッセージ

誇って見せることのできる実績をもとう(2)

召命を受けられたお父様

 簡単に申し上げます。ヤハウェの神が歴史をたどってこられ、イスラエル民族の中でユダヤ教を立てたということは、来たるべきメシヤ(救世主)を迎えて、この方によく侍り(仕え)、神様の世界的な摂理のみ旨を成就してくれることを願っていたに違いないのです。

 ユダヤ教が責任を果たせなくなった時、信仰の基盤を失ったイエス様は、十字架につけられるしかありませんでした。しかし、イエス様の復活によって、キリスト教の新しい歴史が出発できたのです。キリスト教を立てて役事してこられた神様の目的は何でしょうか。世界を抱こうとする神様のみ旨があったのではないでしょうか。

 第二次世界大戦以後に、アメリカがキリスト教中心国家として、そのような使命を担当してきたことは間違いありません。もちろん、再臨される主を迎え、み旨を成就することができた、そういう期間であると思います。ところがまた、キリスト教が責任を果たせない時に、主が歩んでこられた路程はいかなるものだったでしょうか。私がお話ししなくても、皆さんがよく御存じのことでしょう。

 どん底から出発した統一教会の歴史は、国家的基準を超えて、世界的基盤であるといえるアメリカで、十四年間役事してきました。

 今朝お父様が私に電話をかけてこられ、皆さんに願っておられたのは、ほかでもなく「神の召命を受けた者として、キリスト教に烽火しを上げてほしい」ということでした。

 必ずしも、牢屋に入らなければこのことが成就されないというわけではありませんでした。しかし入られた立場で、皆さんが火をつければ、つけた所すべてに熱き火が燃えることは明らかです。このような時代に処した皆さんは、各自、受け持った使命を中心とし誇って見せることのできる実績を持ち、子女の道理を尽くしてくださるようお願いいたします。

 お父様に対する自由の保障は、皆さんのみ旨にかかっているのです。今の時は、神様が私たちに与えてくださった最後のチャンスであると思います。今までなしてきたことや、今指示しているすべての内容を、あらゆる精誠と積極的な活動によって必ず成就させてください。皆さんの精誠によって、神様が感動し、サタンが降参するでしょうし、歴史は新しい時代を迎えるでしょう。お父様は、「これからの四十日を神様が役事することのできる祝福の期間としなさい」と言われました。


「真の母(韓鶴子女史)のまなざし」より